レシピ通りに作ってるはずなのに、全然ふくらまない…なんで失敗するのかな?
こんにちは。スイーツコンシェルジュのぽーるです。
様々なレシピがあるパウンドケーキですが、今回はその中でもよく紹介される「シュガーバッター共立て法」という作り方で作っていきます。
バター、砂糖、薄力粉、そして卵を当量ずつ混ぜて焼くというシンプルな作り方なのですが、失敗しやすいポイントがいくつかあって、そこがつまづきやすいところ。
筆者自身何度も失敗してきたのでよーくわかります。
この記事を最後まで読むことで、失敗しやすいポイントを克服し、キレイに膨らんで美味しいパウンドケーキを作れるようになりますよ!
材料
卵 | 2個 |
グラニュー糖 | 100g |
バター | 100g |
薄力粉 | 100g |
ベーキングパウダー | 5g |
ハンドミキサー | 1台 |
準備1.バターと卵を常温に戻しておく
バターと卵は冷蔵庫から出して常温に戻しておきます。
冷えたままだとバターを混ぜられないのと、バターと卵の温度差をなくすことで分離してしまうのを防ぎます。
準備2.薄力粉を粉ふるいでふるっておく
薄力粉はあらかじめ粉ふるいでふるっておきます。
目的はダマになるのを防ぐためです。
作っていこう
シュガーバッター共立て法で作るポイント!
先に重要ポイントを書くと、
(1)バターは溶かさず常温に戻して柔らかくする(卵も常温に戻しておく)
(2)溶き卵は一度に全部入れず、大さじ1杯ずつこまめに分けて入れながら馴染ませるように混ぜる
(3)焼く時は切り込みを入れない
です。
パウンドケーキの生地の膨らむもととなるのは、以下のいずれかになります。
(A)卵の泡の力で膨らませる
(B)ベーキングパウダーの力で膨らませる
今回のシュガーバッター共立て法は(B)。材料にベーキングパウダーがちゃんと揃っているか、しっかり確認しておきましょう!割と忘れやすいです!
卵を溶き卵にする
卵を溶き卵にします。
バターを混ぜる
バターをゴムベラでほぐし混ぜます。十分に常温に戻せてたらすぐクリーム状になりますが、まだ固いようならもう少し待って常温に戻しましょう。
グラニュー糖を加えて混ぜます。
表面にグラニュー糖のざらっとした感じが残った、白っぽい生地になりました。
【重要!】溶き卵を少しずつ加えながら混ぜる
溶き卵を少しずつ加えながら、その都度ミキサーで馴染ませるようにしっかり混ぜます。
めんどくさがって一度に全部流し込んではNG!卵とバターが分離してしまってうまく混ざらなくなってしまいます。
目安としては大さじ1ずつ(カレースプーンでも可)加えてはハンドミキサーで混ぜる、の繰り返し。
分離させず混ぜることで、表面にツヤが出てキレイな生地ができました。
この辺でオーブンの予熱を開始しましょ。170℃で40分焼く設定で!
薄力粉を加えて混ぜる
薄力粉を全部加えて、ゴムベラでさっくり混ぜます。
ボウルを片手で回しながら、ゴムベラで切って底からすくい上げながら混ぜる感じです。
粉気がなくなる程度でいいのですが、意外に残ってたりするのでしっかり混ざってるか確認を。
【重要!】切り込みを入れずに焼く
生地をパウンドケーキ型に流し込み、トントンと落として空気抜きをしておきます。
オーブンで40分焼きます。
ここで大変重要なポイント!
以前、他の製法(シュガーバッター別立て法、ジェノワーズ法)でパウンドケーキを焼いた時には以下のように途中で切り込みを入れる、と書きました。
焼いて20分くらい経ったら一度オーブンを開け、生地の中央にナイフでぴーっと切り込みを入れて焼成を再開します。
ぽーるぶろぐ「メレンゲで作るパウンドケーキとウィークエンドシトロンのレシピ」
途中10〜20分焼いたところで表面がパリッと固くなってたら一旦取り出してナイフで切り込みを入れ、再び戻して焼きます。
ぽーるぶろぐ【保存版】メレンゲなし・HMなし・ベーキングパウダーなしで作るパウンドケーキ【ジェノワーズ法】
しかし、これを今回の共立て法でやると生地が逆に萎んでしまい、見た目が残念な結果になってしまいます。(味に変わりはなく美味しいのですが…)
なので、今回は切り込みを入れず最後までオーブンに入れたまま焼き続けます!
オーブンから出して型を外し、クッキングシートをつけたまま冷まして粗熱が取れたら完成です!
完成!
綺麗にパウンドケーキが出来上がりました!
しっとりじゅんわり、優しい甘さが口の中に美味しく広がります。
まとめ
最後にもう一度おさらいです!
✅バターと卵をしっかり常温に戻す!
✅溶き卵は大さじ1杯ずつ加えて、その都度しっかり混ぜる!
✅焼く時は切り込みは入れない!
【参考】シュガーバッター共立て法以外の作り方
パウンドケーキの作り方「ジェノワーズ法」「シュガーバッター別立て法」でも作っています。
よかったら参考にしてみてください。
それでは、楽しいスイーツライフを♪
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