メレンゲで作るパウンドケーキとウィークエンドシトロンのレシピ

シュガーバッター別立て法で作る作るパウンドケーキお菓子作り
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パウンドケーキ作るんだけど、何か一工夫したいな…

今回はこんなお悩みに応えます。

パウンドケーキは基本的にバター、卵、砂糖、それに薄力粉で作るシンプルなバターケーキ。

それだけに、何度も作るうちにちょっとマンネリを感じるかも(^^;

今回はパウンドケーキを作りつつ、さらに一工夫して”ウィークエンドシトロン”に変身させる作り方を紹介します!

パウンドケーキの材料

材料
材料数量
2個
バター100g
グラニュー糖100g
薄力粉100g

パウンドケーキはもともと「材料を1ポンド(400g)ずつ集めて作った」とされるお菓子で、材料が全て同じ量なのがポイント。卵も、Mサイズ2個でほぼ100gになります。

準備1.卵黄と卵白を分けておく

卵黄と卵白に分けておく

パウンドケーキは3パターンの作り方があって、

・ジェノワーズ法:湯煎して温めながら生地を混ぜる。ベーキングパウダー不要。
・シュガーバッター共立て法:常温に戻したバターをほぐしながら材料を混ぜて生地を作る。卵は全卵のまま混ぜる。ベーキングパウダー必要。
・シュガーバッター別立て法:常温に戻したバターをほぐしながら材料を混ぜて生地を作る。卵は卵黄と卵白に分け、卵白を泡立てて作るメレンゲでパウンドケーキを膨らませる。ベーキングパウダー不要。

共立て法以外はベーキングパウダーは不要な点に注意。生地をどうやって膨らませるかを考えれば覚えられると思います。

ホットケーキミックスを使うレシピは安定しやすいですが、あれはミックスにベーキングパウダーが含まれてるのが理由の一つですね


今回は3番目「シュガーバッター別立て」で作ります。

そのため、あらかじめ卵黄と卵白に分けておきましょう。

準備2.バターを常温に戻してほぐしておく

バターをほぐす

バターを常温に戻し、ゴムベラで一生懸命混ぜてクリーム状に柔らかくなるようほぐします。

寒い季節だと少々時間がかかるので、暖かい部屋に早めに出しておくと良いです。
レンジで温める時はかけすぎてバターを溶かしてしまわないように気をつけて!

準備3.薄力粉を粉ふるいで振るっておく

ダマができるのを防ぐため、薄力粉は粉ふるいであらかじめ振るっておきます。

作っていこう

卵白を泡立ててメレンゲを作る

メレンゲを立てる

ハンドミキサーで卵白を泡立てます。

およそ5分ほど高速で泡立て、それから低速に切り替えて1〜2分ほど泡立てます。

途中、泡立てを止めてグラニュー糖の半量くらいを2〜3回に分けて、その都度泡立てます。

だんだん手応えが重たくなって、かなりもったりしたらもうそろそろ。

ツノが立ったくらいで止めて、出番まで冷蔵庫で冷やしておきます。

オーブンの予熱を開始する

この辺りでオーブンの予熱を180℃40分にセットして開始。

焼く時は温度を170℃にするんですが、オーブンを開けた時に温度が下がるのを見越して温度を高めにセットしてます

バターとグラニュー糖、卵黄を混ぜる

バターと砂糖を混ぜる

ゴムベラでゆるくしたバターにグラニュー糖を加えて、ハンドミキサーで混ぜます。

卵黄を加えて加えて混ぜる

卵黄を1つずつ加え、その都度ミキサーで混ぜます。

メレンゲ、薄力粉を加えて混ぜる

メレンゲを混ぜる

生地にメレンゲを1/3くらい加えて、ゴムベラなどでしっかり混ぜます。

続けて次は薄力粉も半分くらい加えてさっくり混ぜます。

薄力粉を加えて混ぜる

あとはまた残りのメレンゲ、薄力粉と加えて混ぜていきます。

残りのメレンゲを加えて混ぜる

粉と生地が馴染むように意識して混ぜると良いかなと。

元の生地より少し緩くなったらOKです。

型に流し込んでオーブンで焼く

型に流し込む

18cmパウンド型に生地を流し込み(と言っても結構手応えあってゴムベラを使いますが)、真ん中をヘコませて両端に向かって盛り上がるV字のような形にします。

この辺りで予熱が終わって焼き始めの合図があると思うので、温度を180℃→170℃に下げて焼成を開始!

中央に切り込みを入れる

焼いて20分くらい経ったら一度オーブンを開け、生地の中央にナイフでぴーっと切り込みを入れて焼成を再開します。

パウンドケーキといえば真ん中の”割れ目”ですよね!
あれを作るわけです。

焼き終えたら取り出して冷ます

焼き終えたらオーブンから取り出し、型を外して冷まします。
粗熱が取れたらパウンドケーキの完成です!

パウンドケーキ完成

さらに手を加えてウィークエンドシトロンにする

実はこのパウンドケーキを焼いたのが週末金曜日だったのですが、急きょ思い立って「ウィークエンドシトロン」にしてみることにしました。

ウィークエンドシトロンというのは、”大切な人と一緒に過ごす時に食べるお菓子”の由来を持つフランス菓子の一つ。
レモンの皮や果汁も使うことで、レモンの爽やかな風味を感じられるのが特徴です。

本来なら、すりおろしたレモンの皮や果汁を生地に練り込むんですが、途中から思いついたのでそこは今回はスルーということで…

その代わり、グラスアロー(粉糖をレモン果汁で溶かしたもの)をケーキの表面に塗ってコーティングするので、程よい酸味と風味は十分味わえます。

それでは引き続き作っていきましょう!

グラスアローの材料

グラスアローの材料
粉糖100g
レモン汁大さじ2

※ピスタチオはトッピング用です

ウィークエンドシトロンの準備

今回買ったピスタチオが生タイプだったので、さっとゆがいて冷水につけて皮を剥き、細かく刻んでおきます。

…あまり細かくできなかったので、フードプロセッサ使えばよかったかもしれない。

グラスアローを作る

粉糖にレモン汁を加える

粉糖にレモン汁を加えて混ぜたらグラスアローの出来上がり。

グラスアローの完成

パウンドケーキにグラスアローを塗る

パウンドケーキをカットする

今回は平らな形にしたかったので、パウンドケーキの山なりになった上部分をカットしました。

もちろんカットせずにそのままな形でもOKです。

グラスアローを塗る

バットと網などを利用して、パウンドケーキの上からグラスアローを盛大に流します。

流してバットに溜まったグラスアローをスプーンですくってさらにケーキの側面に流して塗り、ケーキ全体をコーティング。

塗り終えたらピスタチオをトッピングし、グラスアローが固まったら完成です!

完成!ウィークエンドシトロン

ウィークエンドシトロンの完成

全体に塗ったグラスアローのおかげで、レモンの爽やかな風味が加わってとても美味しく仕上がりました。

口に運ぶと、固まったグラスアローのさっくり感と、メレンゲのきめ細かい泡の力でしっかりしつつも固くなりすぎないくらいになった生地のフワッと感の両方が楽しめて、さらに良き!

まとめ

今回のまとめです!

・パウンドケーキは同じ量の材料を混ぜて作る
・卵を卵黄と卵白に分け、メレンゲで生地を膨らませる作り方をシュガーバッター別立て法という
ベーキングパウダーは不要
バターは常温に戻す
メレンゲと薄力粉は数回に分けて混ぜることで生地に馴染ませる
・パウンドケーキに塗るグラスアローは粉糖100gにレモン汁大さじ2を混ぜて作る

なお、最初からウィークエンドシトロンを作る場合はレモンを用意し、すりおろした皮と果汁を生地に練り込みます。それもいつか紹介したいと思います!

それでは良い週末を、美味しいお菓子とともに!

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