第一世代AirPodsのバッテリーを安価で交換してApple Musicの空間オーディオを楽しもう

Recycle Pods IT
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AirPods(第一世代)を購入して3年以上になりますが、それまで使ってた2000円くらいのワイヤレスイヤホンと違って音質が良く、iPhoneやAppleWatchと連携できて使い勝手が良かったので、とても気に入ってます。

運転時に片耳だけセットしてワイヤレスイヤホンマイクとして使えるのも便利なところなんですよね

しかし毎日片道1時間の通勤で音楽を聴いていたところ、バッテリーが切れるのが徐々に速くなり、満充電しても1時間も持たなくなってしまいました。そりゃ3年以上使ってたら純粋にバッテリーも劣化しますよね。

メルカリで売って新しいのに買い換えるしかないかなぁ…

などと思っていたそんな時、AirPodsのバッテリー修理サービス「Recycle Pods」を知りました。

iPhone修理なら街中に修理業者はたくさんありますが、AirPodsの修理業者というのはApple以外ないと思っていたので、興味本位で修理してもらい、無事に復活しました。

おかげで今も現役で、メインのワイヤレスイヤホンとして使い続けています。

しかも!

2021年5月にAppleは「Apple Music」でドルビーアトモスによる空間オーディオを提供すると発表しました(本記事執筆中の6月から提供され始めています)。

その空間オーディオの音楽を聴けるのは、AirPodsやBeatsのヘッドホン、iPhone等の本体スピーカーとのことだそうです。AirPods修理しといて良かった〜!

空間オーディオ対応の楽曲を聴いてますが、ドルビーアトモスをOFFからONに切り替えながら聴くと、ただのステレオ再生から空間への音の広がりを感じる再生に変わったのがはっきりとわかりますよ!

この記事では、AirPodsを修理するメリットと「Recycle Pods」の紹介、実際に利用した流れ、感想などを述べていきます!

この記事はこんな人におすすめ!

・最近AirPodsの調子が悪い人
・せっかく買ったし、空間オーディオにも対応するから、今後もAirPodsを使い続けたい人
・古くなったAirPodsをメルカリに出品しようと考えてる人

AirPodsを修理するメリット

そもそも普通に使うと大体3年くらいで消耗してしまうAirPods。その頃にはメーカー保証も終了しています。わざわざ修理するメリットはどこにあるでしょうか?

買い換えるより安い

当然のことですが、同じAirPodsを使いたい場合、新品のAirPodsと買い替えるよりは安く済みます。

新品
(AirPods
with Charging Case)
¥19580〜
修理(Apple)¥5940〜
(片耳)

Apple Musicの「空間オーディオ」楽曲を再生できるデバイスとして完全復活できる

冒頭でも触れましたが、Apple Musicでドルビーアトモスによる空間オーディオの提供が始まりました。

AppleはApple Musicでドルビーアトモスによる空間オーディオを提供します。ドルビーアトモスは画期的で臨場感あふれるオーディオ体験で、アーティストは周囲のあらゆる方向や頭上から音が聞こえるように音楽をミキシングすることが可能になります。デフォルトで、Apple MusicはH1チップまたはW1チップを搭載したすべてのAirPodsとBeatsのヘッドフォン、および最新バージョンのiPhone、iPad、Macの内蔵スピーカーで、ドルビーアトモス対応の曲を自動的に再生します。

プレスリリース2021 年 5 月 17 日
Apple Music、ドルビーアトモスによる空間オーディオを発表、さらにカタログ全体がロスレスオーディオに

この「H1チップ」を搭載しているのはAirPods第二世代、AirPods Pro、AirPods Maxです。「W1チップ」はAirPods第一世代とBeatsのヘッドホンに搭載されています。

2021.10.20 訂正と追記:
初出ではAirPods第一世代に搭載されているのはH1チップと記載しましたが、正しくはW1チップでした(Appleサポートに確認済み)。お詫びして訂正します。

また、10月19日に第3世代AirPodsが発表されました。こちらに搭載されているものはH1チップです。



AirPods第一世代は2016年に発売が開始された、Apple最初のフルワイヤレスイヤホン。

5年も前に発売された機器で最新のオーディオ技術に対応できるというのは素晴らしいことですね!

だけどバッテリーが劣化して1時間ももたない状態だと、せっかくの高音質を満足に堪能できない。

これは残念すぎる…!

メルカリなど中古で高く売れる

もともとApple製品は中古市場でも人気があり、他社製品と比べて高値がつく傾向にあります。

AirPodsも例外ではなく、「片耳だけすぐ充電が切れる」といった訳あり品でも数千円で取引されています。
これが修理済み品であれば、さらに高めの買取価格を設定しても売れる可能性が十分あるでしょう。

Apple修理に出すデメリット

さて、修理することにメリットがある一方で、Appleに修理に出すのにデメリットはあります。

費用が新品交換より高い

さっき新品より安いって言ってたのと違うじゃん

ですよね。まあ下の表を見て下さい^^;

新品
(AirPods
with Charging Case)
¥19580
Wireless Charging Case for AirPods
(AirPods用ケース単体)
¥9680
修理(Apple) ※片耳¥5940
※価格は全て2021年6月時点のもので、税込です

新品(AirPodsとケース)からケース単体の価格を引くと¥9900。つまり単純に言えば、両耳のAirPods本体のみの金額は¥9900ということになります。

一方、Apple修理費用は¥5940ですが、これは片耳分の費用。つまり両耳分の修理だと¥11880となり、新品より¥1980も高くなってしまいます

じゃあケースなしのAirPods本体のみ買えばいいじゃん、と言いたいところですが…残念ながらAirPods本体のみでは販売されていません

ということは、2万円出して新品一式買うか、1万円ちょっと出して両耳分修理するかの選択になりますが…ちょっとためらうところですね。

だったらもうAirPodsじゃなくて他の安いのに買い替えちゃうよ…

ちなみに延長保証サービスのAppleCare+に入ってたら費用¥0なんですけど、有効期間が購入時から2年間だけなんですよね。

使い方次第だけど、私の場合調子悪くなったのは購入から3年以上後だったことを考えると、延長保証もとっくに切れた後ってことになるわけで、バッテリー切れに対しては有効性が薄いなと。

そこで紹介するのが、AirPods修理専門サービス「Recycle Pods」(リサイクル ポッズ)です!

「Recycle Pods」とは?

Recycle Pods

Appleの元エンジニアが中心となって立ち上げたAirPodsの修理専門サービスで、AirPods第一世代および第二世代の修理サービスを行なっています。

Recycle Podsによる修理をおすすめする理由

Apple修理ではなくRecycle Podsで修理するメリットは以下の通りです。

Appleに修理に出すより安く済む

AppleとRecycle Podsの修理費用を比べてみました。
(どちらも2021年6月時点での金額です)

(参考)AirPodsの修理サービス(Apple)

Apple修理
(※1)
Recycle Pods
(※2)
片耳¥5940¥3980
(Fast修理サービス、通常修理サービスとも)
両耳¥5980
※1:Apple有償修理の場合の価格です
※2:精算時に配送料が計算されますが、筆者が利用したときは無料でした(!)
※3:価格は税込です

このように、Apple修理のおよそ半額で修理できるので、家計にもすごく助かります。

後払いに対応している

Recycle Podsの支払い方法は以下の手段が使えます。

・カード
・Paypal
・携帯キャリア決済
・銀行振込
Paidy(ペイディ)

この中でPaidyが後払い決済に対応しているので、修理品質を確認してから支払うことができるのも嬉しいところです。

Paidy

クリーニング・滅菌処理済みで清潔であることをアピールできる

Recycle Podsから出荷される時にクリーニングと滅菌処理も行われる(修理作業で初期化もされている)ため、そのまま出品すれば清潔さもプラスしてアピールでき、より高値で売れる可能性があります!

Recycle Podsでバッテリー交換してもらうまで

1.RecyclePodsにアクセスする

2.修理サービスを購入
AirPodsが第一世代・第二世代いずれの物か、片耳か両耳か、Fast修理か通常修理かを選びます。
※第二世代は今のところ通常修理のみとなっています。

3.メールで指定された送り先にAirPodsを送る
送り方についてもサイト内の動画で説明されています。

4.待つ

5.届いたら再度iPhoneなどとペアリングする
修理する段階で一度初期化されているので、改めてiPhoneなどとペアリングする必要があります(返送時の案内にも書かれています)。

なお、もしメルカリで売るときはそのままパッケージングし、発送まで保管しておけば良いでしょう。

Recycle Podsのデメリット

Appleの保証を受けられなくなる

Appleのサービスではないため、Appleの修理保証は受けられなくなることになります。

とはいえ、長年使ってたら既に購入保証は終わってる頃ですし、Recycle Podsでも3か月の修理交換保証があるので、万一修理品に問題があった場合でも大丈夫でしょう。

通常修理だと結構待たされる恐れあり

私は両耳分の修理サービスを申し込んだのですが、通常「10営業日」(現在は20営業日となっていますが、2021年1月に申し込んだ当時は10営業日でした)となっていたものの、届いたのは1か月以上たってからでした。

Facebookの広告見て申し込んだので、おそらく同じように広告を見た人からの依頼が殺到したんだろうな〜

これが「Fast修理サービス」(AirPods整備済み品との交換)だと、業者到着後3営業日で返送されるので、もっと早く届いてたと思われます。

AirPods Proの修理サービスがない(2021年6月時点)

対応しているのがAirPods第一世代と第二世代までで、AirPods Proの修理サービスはまだ準備中のようです。

いずれProにも対応するでしょうが、AirPods Proならまだバッテリーが劣化する時期にはまだ早いですし、この場合ならAppleの修理サービスを受けた方がいいでしょう。

まとめ!

Recycle Pods

3年以上前に購入しバッテリーがもたなくなったAirPods第一世代を「Recycle Pods」で安価にリフレッシュできたおかげで、Apple Musicの高音質な音楽を楽しめるようになりました。

末長く愛用し続けるも良し、中古価値を高めてメルカリで売って買い替え資金にするも良し。

お得にAirPodsの寿命を伸ばせる「Recycle Pods」はAirPodsユーザーにオススメです!

余談ですが…

「片耳 充電切れ」などで検索すると、なぜかみんな左耳からなんですよね。
何でなんだろう?ご存知の方いたら教えて下さい。

コメント

  1. モンタン より:

     記事を書いていただき、ありがとうございます。
     片耳だけバッテリーが早く切れる現象ですが自分のairpodsも同じ症状です。原因としては、マイクとして使用している耳側のバッテリー消耗が早いように思います。
    もしかしたら、別の原因があるのかもしれませんが。
     あと記事を読んでバッテリー交換しようかなと思いました。

    • ぽーる ぽーる より:

      コメントありがとうございます!
      なるほど、マイクとしても使用しているからというのは原因としてありそうですね。マイクとして使わないか、逆側を使うよう設定を変えれば改善できるかも?

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