こんにちは、ぽーるです。パウンドケーキなど、トッピングが特に必要でもないタイプの焼き菓子をよく作ってます。
というか、トッピングやデコレーションが苦手なんです。不器用なもんで。
そんな筆者でもやっぱり映えるスイーツを作りたい!
というわけで今回挑戦するのは「シャルロット」!
シャルロットケーキとは
17世紀イギリスのシャーロット王妃が愛用した帽子に形が似ていることから名付けられたと言われています。
確かに帽子っぽい見た目ですね。この形がケーキのキモなので、しっかり準備を整えて作りましょう!
準備:材料と道具
材料
今回は「グレーテルのかまど」番組レシピをもとにしつつ、調達の関係で材料の一部を変更しています。
ケーキの外枠 【ビスキュイ生地】 | 分量 | 備考 |
卵黄 | 40g | 卵2個分 |
グラニュー糖 | 30g | |
バニラエッセンス | 適量 | |
卵白 | 60g | 卵2個分 |
グラニュー糖 | 30g | |
薄力粉 | 60g | |
粉砂糖 | 適量 |
ケーキの中身 【ババロア】 | 分量 | 備考 |
牛乳 | 125ml | |
バニラビーンズ | 1/4本 | バニラエッセンスで代用しました |
卵黄 | 30g | Mサイズ1.5個分 ※写真の通り2個そのまま使いました |
グラニュー糖 | 37.5g | |
粉ゼラチン | 5g | |
水 | 30ml | ゼラチンのふやかしに使います |
生クリーム | 125g |
道具
準備
型紙を用意する
天板のサイズに合わせた紙に、幅5㎝の帯状の線を2組(合わせて長さ47㎝以上になるように)、直径15㎝の円を1つ描く
NHK「グレーテルのかまど イギリス王妃のシャルロット」より
ビスキュイ生地を絞り出すためのガイドとして線を書いておきます。
筆者宅のオーブンはやや広めなので写真のように書きましたが、皆さんのオーブンの天板の広さに合った書き方で線を引いてください。
なお、写真には帯状の線の間に数本の横線をひいてますが、これは斜めにならないよう、真っ直ぐ絞り出せるようにするための補助線として書いたものです。まっすぐ絞り出せる自信がない人は引いておくといいと思います。
円の方は、中心から外に向かって渦巻き状に絞り出します。絞り出しの開始位置がわかるように円の中心の点も書いておくと良いでしょう。
薄力粉をふるっておく
ダマになるのを防ぐため、薄力粉をふるっておきます。
卵黄と卵白に分けておく
ビスキュイ生地、ババロア用どちらも卵黄と卵白に分けておきます。
ババロアでは卵黄だけ使うので卵白が余ってしまいます。まぁ…卵焼きにでも使いますか(^^;
あるいは、卵白で作るシフォンケーキ「エンゼルフードケーキ」に使ってみて♪
ゼラチンをふやかしておく
小さな器に分量の水(30ml)を張ってから粉ゼラチンを投入して、まんべんなく染ませてふやかします。
絞り袋に口金をセットしておく
絞り袋に口金を入れ、口金の絞り口の3分の1程度が出るくらいに袋の先端をカットして口金をセットします。
作っていこう
シャルロットケーキの外枠作り
ビスキュイ生地を作る
卵白を泡立ててメレンゲを作ります。
途中3回に分けてグラニュー糖を加えながら混ぜます。
ツノができたらOK。ひっくり返しても落ちないくらい。
出番まで冷蔵庫で冷やしておきます。
次に、卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまですり混ぜます。
メレンゲの一部を加えて混ぜます。
先ほど泡立てたメレンゲを冷蔵庫から出して、もう一度泡立て器でかき混ぜます。
残りのメレンゲを加え、ゴムベラで切り混ぜます。
メレンゲの白が目立たなくなればOK。
ふるっておいた薄力粉を加え、切り混ぜます。
ボウルを回しながら、ゴムベラで「J」の字を書くように、底からすくい上げる感じで。
薄力粉の粉気がなくなればOKです。あまりしつこく混ぜすぎると粘り気が生まれてしまうので気をつけて。
出来上がった生地は、口金をセットしておいた絞り袋に全部流し込みます。
この辺りでオーブンの予熱を開始(200度、10分にセット)すると良いでしょう。
生地を型紙に絞り出す
準備しておいた型紙にペーパーを重ねて、透けて見える線に沿って絞り出していきます。
ここで注意!
帯状の部分は、見た目に影響するのでしっかりアタマを揃えてまっすぐに絞り出す!
円の部分は、中心から渦巻き状に絞り出します。
絞り出したビスキュイきじの上から粉糖をふるいかけます。
?型紙の線になかった長い棒があるよ?
はい。ビスキュイ生地が余ったので、空いたところに絞り出しました。
焼き上がってから美味しくつまみ食い♪
焼き上がったらすぐ天板から外して、濡れふきんの上に置いて上から紙をかぶせて粗熱を取ります。
帯状の生地の下部をまっすぐに切り揃え、固くなっている両端を切り落とします。
型の内側に帯状のパーツをあて、ぎゅっと隙間が出ないようにします。
円状のパーツをあて、底面の大きさに合うように切り抜いて隙間が出ないようにはめ込みます。
これで外枠は完成!
これができればあとは難しくないです
ケーキの中身を作る(ババロア)
続いて、中に詰めるババロアを作っていきます。
牛乳を鍋に入れて軽く沸騰させるまで加熱します。
今回は使わなかったけど、バニラビーンズがある場合は一緒に加熱します。
卵黄とグラニュー糖をすり混ぜます。
加熱した牛乳を数回に分けて卵黄側に加え、その都度よく混ぜます。
ここで一気に全部加えないのは牛乳の熱で卵黄が固まらないようにするためです。
全て混ぜ終えたら鍋に戻して弱火〜中火で85度まで加熱します。
85度以上に加熱すると固まるので要注意!
確認したらすぐに火を止め、ふやかしたゼラチンを加えて混ぜながら溶かします。
別のボウルに濾して入れて、氷水をあてて冷やしながら混ぜます。
※バニラビーンズがなくてバニラエッセンスを使う場合はここで数滴加えます。
25度になるまで冷ましたらOKです(写真では23度までいっちゃいましたが^^;)。
次に生クリームをゆるく泡立てます。
ミキサーを持ち上げたら、とろーっと線が少し残るくらいが目安かな。
生クリームと卵液を合わせて混ぜます。
混ぜた生地を型に流し込み、表面を平らにならして冷蔵庫に入れます。
あとは冷やして固まるまで待つのみ。
ここまでできればあともう少し!
むちゃくちゃ簡単に映えるトッピング方法
さてあとはトッピングですが、筆者のように不器用な人向きな方法を紹介!
それは…
カットフルーツ!
スーパーで300円くらいで売られてるもので十分です。
季節によってフルーツは変わりますが、彩り豊かなパッケージを選ぶのがおススメですね。
カットフルーツはそのままだとトッピングするには大きすぎるものもあるので、メロンやキウイなどは小さめにカットしてから載せると良いでしょう。
完成!
このケーキで難しいところは、やはり外枠の成形でしょう。
・型紙に線を引いておく
・口金と絞り袋を使って生地を絞り出す
この作業が手間かかりますが、丁寧にやればきれいな外枠になります。
あとのババロア生地は火加減に注意すれば大丈夫。
トッピングが苦手な人、センスに自信が持てない人もカットフルーツの利用で見栄えするシャルロットケーキができます。果物をたくさん買ってきていちいちカットしなくて済むので、経済的かつ時間短縮でおススメです!
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