カヌレ、自分で作って好きなだけ食べたいわ〜!
でも型とか持ってないし…
100均で見た型で子どもにカヌレをたくさん作ってあげたい!
今回はこんなお悩み、願望にお応えします。
カヌレとは
卵黄、牛乳、バター、そしてグラニュー糖とラム酒を加えた生地を型に流し込んで、外側が黒くなるまで焼き上げて作るカヌレ。
外はカリッと、中はもっちり。
甘い味わいとラム酒が醸し出す大人の風味が口の中に広がり、リッチな気分を味わわせてくれます。
でも子供が食べて大丈夫?
本格的なものは風味づけの洋酒が入ってたりしてますが、特に問題ないようです。
とはいえ、独特の風味が子供にはきついと感じることもあるかも。
そこで今回はラム酒などの洋酒は使わないレシピにしました!
かんたんカヌレ作りのポイント
レシピに行く前に、先に今回のかんたんカヌレ作りのポイントを紹介します。
- 生地は8時間以上冷蔵庫で寝かせておく
- 焼きすぎ厳禁!200℃のオーブンで50分焼く
カヌレの材料
100均(セリア)のカヌレ型2セット分の分量です。
卵黄 | 1個分 |
バター | 大さじ1くらい |
グラニュー糖 | 42g |
牛乳 | 70ml |
バニラエッセンス | 適量 |
薄力粉 | 25g |
準備
今回のレシピでは、100円均一ショップのセリアで販売されているカヌレ型を使用します。
製菓用品店などで販売されている型は1個焼きの金属製で¥220からあり、高いものだと¥2000以上するものも。
それに比べてセリアのカヌレ型は少し小さめのカヌレを4つ焼けるシリコン型で、¥100+消費税で買えてとても安いです。カヌレ作りを体験してみるのにいきなり高価な型を買い揃えるのも勇気が要るので、まずは100均の型で挑戦してみるのも良いでしょう。
価格:220円 |
バターをレンジで加熱して溶かし(500W30秒ほど)、はけを使って型の内側に塗った後、冷蔵庫で冷やしておきます。
カヌレを作っていこう
生地を作る
牛乳を500Wのレンジで1分20秒ほど加熱し、準備で使った残りのバターを加えて混ぜます。
その後バニラエッセンスを数滴加えます。
別のボウルで卵黄とグラニュー糖を混ぜます。
温めた牛乳を少しずつ加えながらその都度混ぜます。
ふるった薄力粉を加えてよく混ぜます。
濾し器で濾して滑らかにします。
濾した生地にラップをして、冷蔵庫に入れます。
ここが大変重要なのですが、必ず8時間以上寝かせておいてください!
寝かせずに焼くと、焼いた時に生地が盛り上がって型からはみ出てしまうんです。
筆者も知らずに焼いて失敗してしまいました…
生地を型に流し込んで焼く
寝かせ終えて焼く前にオーブンの予熱を開始しましょう。
200℃で50分にセット!
※型が小さく火が通りやすいので、あまり長時間焼きすぎない方が良いです。オーブンによってクセが異なるので、何度か焼いてちょうど良い頃合いを探してみるのをオススメします。
生地を型に流し込みます。割とシャバシャバした液状のままですが大丈夫。
流し込むのはそれぞれの8〜9割の高さのところまでで、満杯にしないのがポイントです。
時々様子を見て、上面が焦げそうだったらアルミホイルをかぶせて焦げ過ぎを防止しましょう。
焼き終えたら取り出して冷まします。
上面が盛り上がりすぎてたらナイフでカットして平らにすると良いです。
完成!
コンビニのカヌレと比べてみた
セリアの型で作ったカヌレと、ローソンの「濃密カヌレ」を比べてみると…
コンビニカヌレより一回り以上小さい、本当に一口サイズになりました。
小さいお子さんでも食べやすい大きさなので、おやつやお茶請けにどうぞ!
カヌレの豆知識
カヌレは正式には「カヌレ・ド・ボルドー」といい、フランス南西部のボルドー地方の修道院で古くから作られていたという伝統的なお菓子です。
ボルドー地方の名産品であるワインを製造する過程で卵白を使って不要物を除去し濾過するのですが、そうなると余るのが卵黄。
その卵黄を使うために考案されたのが、このカヌレだと言われているそうです。
また、「カヌレ」とは溝がついた模様のことで、焼き型に縦の溝が入っていることがその名の由来とか。
カヌレ作りのまとめと感想
作り始めのうちは焼くたびに生地がはみ出てしまってなぜなんだろうと悩みましたが、文献を読んで重要なポイントを知ってからやっと安定しました。
由来を知り、作り方にも理解が深まった今回のカヌレ。
通常サイズの型にこだわらなくても、100均の型で十分。
ミニサイズながらカリッ!もちっ!な食感を味わってみてください。
それでは、楽しいスイーツライフを♪
参考文献
■熊谷真由美さん著「カヌレ」(日東書院)
価格:1,232円 |
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