iPhoneのバッテリーを交換してもらいたいんだけど、カメラのキタムラでやってくれるらしい。依頼する前に、どういう手続きになるのか知っておきたいな。
iPhoneを長年使っているとバッテリーが劣化しちゃって、そのうち半日も持たなくなったりしますよね。
そうなるとiPhoneの買い替えか、またはバッテリー交換をする必要があります。
iPhoneも決して安い買い物ではないので、費用を抑えるならバッテリー交換の方を選ぶ人も多いと思います。Apple店舗が近くにあれば持ち込んで相談できますが、近くにない場合は「Apple正規サービスプロバイダ」と呼ばれる業者に作業を依頼することになります。
その一つが、「カメラのキタムラ」。全国69店舗(※2022年時点)でApple製品の修理サービスを提供していて、iPhoneからバッテリー交換について検索するとこちらを案内されるユーザーも多いでしょう。
この記事では、カメラのキタムラにバッテリー交換してもらった時の状況を紹介することで、
- カメラのキタムラでのバッテリー交換の手続き
- バッテリー交換にかかる費用
- カメラのキタムラに依頼するメリットとデメリット
これらのことがわかるようになります。ぜひ、最後までご覧ください。
iPhoneで「バッテリーは著しく劣化しています」と表示されたら
バッテリーの劣化とは
iPhoneを使い続けていくにつれて内蔵バッテリーが消耗していき、バッテリーの最大容量が80%を割ったところで「お使いのバッテリーは著しく劣化しています。」と表示されるようになります。使い方次第ではありますが、おおよそ2年ぐらい使い続けて表示され始める感じです。
iPhoneに限らず、何度も充電と使用を繰り返して使うリチウムイオン電池は次第に充電できる最大容量が減っていく性質を持っています。
最大容量が減っていくと、満タンまで充電しても1回あたりの使用できる時間が徐々に短くなってしまい、頻繁に充電をすることを強いられてしまいます。
バッテリーが劣化したらどうしたらいいの?
では、バッテリーが劣化したらどうしたらいいのでしょうか。
- 我慢して使い続ける
何の対策にもなってないじゃないかと言われそうですが、「劣化しています」表示が出てもすぐに使用時間があっという間に減ってしまうわけではありません。使える時間が許容範囲内なら、対策を打てるようになるまで様子を見るのも一応アリ。
とはいえ劣化は進む一方ですから、我慢できなくなる前にどうするか対策を考えておく必要はあります。 - iPhoneそのものを買い換える
先ほども述べたように、目安としておよそ2年前後で劣化の表示が出るようになることが多いようです。2年も経てばさらに魅力ある新機種も出てますので、本体買い替えも十分選択肢としてはアリでしょう。
ただ、割引や分割払い、中古品購入を駆使したところで、iPhoneがやはり高価であることは事実。2年ごとに買い替えるのも、支払いが延々と続いてしまうわけで、決して軽い負担とはいえませんよね。 - バッテリーを新しいものに交換する
いまやiPhoneに限らず、せっかく買ったスマホを1年でも長く使い続けたいという人も少なくないでしょう。
そこでオススメなのが、バッテリー交換。
本体買い替えよりはるかに低い金額で、元の使用感を取り戻せます。
カメラのキタムラでバッテリー交換してもらうまで
修理費用見積り〜店舗予約
Apple公式のサポートページへアクセス
Apple公式サイトの「iPhoneのバッテリーサービス」ページを開きます。
オンラインで見積り
下にスクロールしていくと、機種とモデルを選択する見積欄が表示されます。
※今回は私が使用している「iPhone SE(第2世代)」を例にしていきます。
機種・モデルを選択し「見積る」ボタンをタップします。
機種・モデルに応じた費用の見積額が表示されます。
※画像は2023年2月時点での金額です。3月以降の金額はこちらをご参照ください。
■カメラのキタムラ公式サイト「iPhoneとiPadの修理料金のご案内_
なお、AppleCare+に加入している場合は無料で修理を受けられます。
金額を確認したら、「お手続きはこちらから」をタップします。
パフォーマンスチェック
「問題がある」製品がどれか尋ねられるので、「マイデバイス」にある自分のiPhoneをタップして選択します。
「今すぐチェック」をタップすると数分間のクイックチェックが始まります。
クイックチェックの結果、バッテリーに問題があることが確認されました。
金額を確認し、「予約する」をタップして手続き開始です。
店舗予約手続き
「修理サービスオプションへ進む」をタップします。
現在地に近い店舗と空いている日が検索されます。
店舗と、都合の良い日時を選択します。
日時をおさえたら、予約日時の確認画面が表示されます。
予約が確定したら、確認画面が表示されるので、「完了」をタップして予約手続き終了となります。
ここまでが事前予約手続き。
修理費の支払いはどうするのかな?と思ってましたが、前払いではありませんでした。
店舗来店〜修理手続き
期日になったら店舗に向かいます。
が、その前にやっておく準備が3つあるのであらかじめ済ませておきましょう。
iPhoneを最新のiOSにアップデートする
アップデートを始めると長時間かかる恐れがあるので、これは前日までに済ませておきましょう。
データをバックアップする
バッテリー交換と関係なさそうに思えますが、万一の作業ミスなどがありえないとは限りません。本体交換になった場合に備える意味でも、しっかりバックアップをとっておきましょう。
最低限、システムのバックアップは必要です。「設定」アプリで「iCloudバックアップ」を検索し、「今すぐバックアップを作成」で確実に作成しておくことをおすすめします。
AppleIDとそのパスワードがわかる状態で入店する(「iPhoneを探す」をOFFにする)
修理を始める前に、一時的に「iPhoneを探す」設定をOFFにしなければなりません(修理完了後に再度ONするのを忘れないように)。
その時、AppleIDのパスワード入力を求められるため、慌てなくて済むようパスワードを準備しておきましょう。
あらかじめ自宅でOFFにしておけばいいんじゃないの?
店舗に向かう途中でiPhone自体を紛失してしまうおそれもあるので、お店に入るまではOFFにしない方が良いでしょう。
入店〜修理受付手続き
店舗スタッフに修理予約で来店した旨を伝えて、受付が始まります。
事務手続きの後、専用の端末を使ってより詳しく状態をチェックされます。
予約時のパフォーマンスチェックを病院の問診とすると、受付時のチェックは診察という感じですね
実際、私の端末にバッテリー以外にインカメラ側のマイク・スピーカー部分に不具合があると診断結果が出ました。
ただ、厳密にいうと「音声の入出力の値が規定のレベルに達していない」という診断結果だったそうで、もしかしたら汚れが詰まっていてそう診断されたのかもしれないとのこと。
クリーニングも行ってみましょうか?費用は効果が出た場合のみで結構ですよ
ホントですか!それならぜひお願いします
結果、残念ながらクリーニングでも改善しなかったので不具合は残ったままとなりました。こちらも修理する選択もありましたが、特に不自由を感じていなかったので今回はスルーしバッテリー交換のみお願いしました。
終了まで約1時間かかる旨説明があり、時間になったら再度来店してください、とのこと。
というわけでいったん店を出て、ショッピングセンター内で買い物と食事をすることに。
指定された時間に再入店して、修理済みのiPhoneを受け取りました。
修理完了〜費用支払い
修理完了したiPhoneのバッテリーの状態をチェックしてみます。
最大容量が100%に戻ったのが確認できました。
費用の支払いは作業終了後となります。支払い方法については現金・クレジットカードその他多くのキャッシュレス決済に対応していますが、不安であればお使いのキャッシュレス決済が利用できるかどうかを事前に問い合わせてみるのが良いでしょう。
修理料金のお支払いには現金、クレジットカード、モバイル決済(一部店舗)がご利用いただけます。取り扱いブランドについては店舗によって異なりますのでお問い合わせください。
カメラのキタムラ公式HP「iPhoneとiPadの修理料金のご案内」
ちなみに筆者はカードで支払いました
カメラのキタムラでバッテリー交換してもらうメリットとデメリット
メリット:Appleの修理保証により安心して使い続けられる
カメラのキタムラはApple正規サービスプロバイダであると書きましたが、そもそも「正規サービスプロバイダ」とは何でしょうか。Apple公式にはこのように記載されています。
■Apple 正規サービスプロバイダ
Apple 正規サービスプロバイダは、Apple の認定を受けて、Apple 製品の保証対象および保証対象外修理サービスを行っています。Apple 正規サービスプロバイダのすべてのストアの技術者は、Apple のトレーニングを受け、Apple の純正部品、ツール、診断プログラム、リソースのみを使って修理を行います。Apple 正規サービスプロバイダの修理は Apple のお墨付きです。
www.apple.co.jp [Apple正規サービスプロバイダと独立系修理プロバイダ]
つまりカメラのキタムラはApple純正部品で修理を行うApple認定の業者であるため、行った修理についてAppleの修理保証を受けることができるということです。
デメリット:AppleCare+が切れてると費用が高い
延長保証サービスであるAppleCare+のサービス期間内であれば無償でバッテリー交換をしてもらえます。しかし、これはカメラのキタムラに限らずApple直営店や他のサービスプロバイダでも同じことですが、サービス期間終了後の有償修理にかかる金額が2023年3月から値上げされてしまいました。
例えば今回修理したiPhone SE(第2世代)のバッテリー交換費用はこのように変更されています。
2023年2月まで | 3月から |
¥7500 | ¥10500 |
3000円も値上がりするなんてきっついなー!
■カメラのキタムラ公式サイト「iPhoneとiPadの修理料金のご案内」
まとめ
以下、カメラのキタムラでiPhoneのバッテリー交換をしてもらうまでをまとめてみました。
- iPhoneのバッテリーが劣化したらiPhoneの買い替えかバッテリー交換を検討する
- バッテリー交換はアップル直営店またはアップル正規サービスプロバイダにオンラインで予約手配する
- 事前にiOSアップデート、バックアップ作成、AppleIDのパスワードがわかるよう準備をしておく
- カメラのキタムラでの作業所要時間はおよそ1時間程度
- 現金またはクレジットカード他キャッシュレス決済の利用が可能
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